Grow Organic

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生産者と畑とつながる服

生産者と畑とつながる服

Indian Pre Organic Cotton Project

Indian Pre Organic Cotton Grow Organic Logo T-shirts

インドのプレオーガニックコットン Grow Organic ロゴTシャツ

生産者と畑とつながる服

Grow Organic Story #01

オーガニックコットンに
まつわる社会問題

多角的かつ継続的に支援するために

Grow Organic Story は
《Grow Organic》のオーガニックコットンの魅力を
より深く感じてもらうための 「ものがたり」 です。
衣服へのこだわりやインドのコットン生産者の想い、そして
「選ぶ」ことで生まれる支援について、お伝えしていきます。

Grow Organic Story #01

オーガニックコットンにまつわる社会問題

多角的かつ継続的に支援するために

飲食業界が徐々にオーガニックを意識しはじめた2000年代。ファッション業界でも環境にも優しい「オーガニックコットン」が良いと考えるようになりました。しかし「オーガニックコットン」とはつまり「農薬を使わず育てたコットン」ですが、当時のわたしたちは「なぜ農薬が環境に悪いのか」とまでは「理解」しているとは言えず、改めてオーガニックコットンの魅力を自分たちの感覚で、言葉で、「伝える」ためにコットンの生産地でもある「中国」や「インド」への訪問を企みます。

しかしそれぞれの土地で、さまざまな社会問題が絡み合っていることを知ることになります。過酷な労働、人権侵害、環境破壊、貧困 etc…。インドのある村では、農薬が染み出た井戸水を生活用水に使っていました。そこでわたしたちは、ひとつの側面だけを見て「オーガニックコットン」を語るのではなく、多角的に、かつ継続して現地の状況を支援し、課題解決をしていけたらと考えるようになりました。

Commitment to DENIM

Tシャツへのこだわり

Indian Pre Organic Cotton
Grow Organic Logo T-shirts

インドのプレオーガニックコットン
Grow Organic ロゴTシャツ

kurkku alternative
江良慶介

Grow Organic の世界へようこそ!

このTシャツは、インドの東のセメラ村、というところで獲れたコットンから作られました。昨年12月に訪れましたが、アジアの原風景のような、とても素敵な村でした。とはいえ年収は数十万円くらい。教育や病気にも困ってます。村のみんなで力を合わせて、より豊かになりたいと考えてオーガニックコットン栽培を目指していて、僕は応援したいと思いました。

このプロジェクトは、オーガニックな豊かさをみんなで育んでいこう、というプロジェクトです。このTシャツと繋がっているインドの世界は私たちとは全然違っていて、逆に自分たちに返ってくるものも多くあると感じています。そんな面白さや、応援することでより良くなっていく風景を一緒に作っていきたいと思っています。

コットン:Chetna Cooperative Society に属する
セメラ、バンジパリ村の28人の生産者

ジニング(種繰り):Prathima(Odisha/India)
紡績:NITIN SPINNERS LTD.(Bhiwara/India)
織布/染色:淄博仲林紡織有限公司(山東省淄博/中国)
Zibo Zhonglin textile Co.,LTD
縫製:山东京都呈龙服装有限公司(山東省日照/中国)
SHANDONG JINDOUCHENGLONG LOTHING CO.,LTD
企画・販売:kurkku alternative(東京/日本)

Grow Organic の
コットンを作っている
農村・生産者

Grow Organic は
インドのオディーシャ州の
「セメラ」「バンジパリ」という2つの村の
28人の生産者の支援を行っています

なぜ 「インド」 なのか

実はコットンの生産量世界一を誇るインド。日本からの近さと、自然の豊かさ。そして、1人あたりの作付面積がサッカーグラウンド4枚分の貧しい中小規模の生産者が多く、支援を必要としています。

Grow Organic ではインドの東部に位置するオディーシャ州の セメラ村バンジパリ村 と契約し28人の生産者の支援を行っています。

2つの美しいインドの村

インドの首都デリーからインド東部の都市「ライプール」へ飛行機で2時間。さらに車で4時間ほど移動した先にある2つの農村「セメラ」と「バンジパリ」。豊かな自然に囲まれた村ですが、都市まで距離があるため、新鮮な野菜や果物ではなく腐りにくいお米と綿花の栽培を主な産業としています。インドはひとりあたりの綿花の作付面積が平均4エーカー弱(サッカーグラウンド2枚分程度)と、小規模の生産者が多いため、オーガニック農法へ移行するために多くの生産者とコミュニケーションが取れると考えました。またオディーシャ州はインド国内でもコットン生産者の収入が低い、貧しい地域になります。



28人のコットン生産者

セメラ村とバンジパリ村を拠点に
オーガニックコットンへの移行を目指し
協力し合う28人の生産者たち
★マークの生産者からはメッセージが届いています
※ 写真をタップすると全文が読めます

Gangadhar meher

Cotton Area : 2.024ha

Village : Semela

Gagarba meher

Cotton Area : 0.810ha

Village : Semela

Parmananda meher

Cotton Area : 1.215ha

Village : Semela

Abhimannyu Das

Cotton Area : 0.805ha

Village : Semela

Hrushikesh dash

Cotton Area : 1.214ha

Village : Semela

jagannath meher

Cotton Area : 1.417ha

Village : Semela

Roudrakshyar Meher

Cotton Area : 1.619ha

Village : Semela

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Kshetra Meher

Cotton Area : 0.805ha

Village : Semela

Maesin Majhi

Cotton Area : 1.015ha

Village : Semela

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Hemanta Majhi

Cotton Area : 1.205ha

Village : Semela

Tankadhar Majhi

Cotton Area : 2.429ha

Village : Semela

Purnachandra Majhi

Cotton Area : 1.690ha

Village : Semela

Dasarathi Meher

Cotton Area : 1.618ha

Village : Semela

Lambodar Meher

Cotton Area : 2.428ha

Village : Semela

Chintamani Majhi

Cotton Area : 1.619ha

Village : Semela

Sushanta Meher

Cotton Area : 1.619ha

Village : Semela

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Sangadhar meher

Cotton Area : 1.619ha

Village : Semela

Rangadhar meher

Cotton Area : 1.619ha

Village : Semela

Prabhakar majhi

Cotton Area : 0.810ha

Village : Semela

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Chitman tandi

Cotton Area : 2.024ha

Village : Banjipali

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Tainsing gainta

Cotton Area : 1.619ha

Village : Banjipali

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Mani dharua

Cotton Area : 3.110ha

Village : Banjipali

Upendra Dharua

Cotton Area : 1.615ha

Village : Banjipali

Giridhari Majhi

Cotton Area : 0.805ha

Village : Banjipali

Parameswar Gainta

Cotton Area : 1.215ha

Village : Banjipali

Bibhishan Majhi

Cotton Area : 1.620ha

Village : Banjipali

Mahan Majhi

Cotton Area : 1.213ha

Village : Banjipali

Lingaraj Majhi

Cotton Area : 1.214ha

Village : Banjipali

Gangadhar Meher
セメラ村

私は59歳です。2人の子どもと4人の孫がいます。コットン用として使用する殺虫剤は体に悪いですよ。具合が悪くなる。オーガニック農法は液体有機肥料を作ったり、虫の駆除に時間がかかるけれど、より良い質のコットンのものができる。それに農薬は値段が高いけど、オーガニック農法はお金をかけずに栽培ができるんだ。手間はかかるけど、結果的には安いよ。あとは収穫が天候次第で、雨によって収入が変わってしまうことが悩みだね。あとはこのセメラ村から病院が15kmも先にあることかな。

Roudrakshyar Meher
セメラ村

わたしは36歳で、両親と妻、兄妹、2人の子どもと暮らしています。家ではコットン以外に自分たち用に野菜を育てています。しかし『灌漑(かんがい)システム』がないので、雨が十分に降らない6ヶ月の間は市場から野菜を買わなければいけません。

NPO の『FFID』が村にくると、オーガニック農法を教えてくれたり、遺伝子組み換えをしていない種の供給を支援してくれました。うちにもコンポストができ、学校にコンピュータや教員の手配、水の設備もしてくれました。

わたしたちは『FFID』を通じて、日本のみなさんと長い関係性を作っていきたいです。この関係性が続くと、わたしたちのほかにも、多くの農家がオーガニックの活動に参加してくると思います。

Hemanta Majhi
セメラ村
オーガニック農法を導入する前は、農薬や化学肥料を使用していました。その当時は、畑の近くの草をヤギが食べて死亡してしまうのではないかという危険さえありました。

現在は、農薬や化学肥料を使わず、環境に優しいオーガニック農法を実践しています。その結果、安全に生活できるようになり、農薬を買うための費用も減少しました。これにより生活に必要なことにちゃんと使えるお金に余裕が生まれ、全体的な生活の質が向上しています。

Prabhakar Majhi
セメラ村

有機農業をはじめてから、コットンのクロップサイクルが大幅に改善されました。クロップサイクルとは、作物の播種から収穫までの期間を指します。通常、コットンは180日で収穫可能な作物ですが、今までは化学肥料を使用していたため160日で収穫できてしまいます。成長が早すぎると、予期しない天候や病気の影響を受けやすくなり、収穫量が減少してしまうという問題が生じていました。

オーガニック農法は大変ですが、自然に適した方法で栽培をすることによって、自然の恵みを最大限受け取ることができています。

Chitman tandi
セメラ村

一人ひとりがそれぞれ別々に無農薬でコットンを育てても、オーガニック認証や技術習得はできないし、もし収穫できたとしても販売時にちゃんと対価を交渉する力がありません。

だから、こうしてみんなで集まって、助け合いながら生産して、販売先を見つけていくことで、村のコミュニティの力は高まるし、オーガニック農法を通じて自給自足の健康的な生活を送れています。

なにより地域をよくしていこうという気持ちが集まることで、自分たちの力で地域をよくすることができると思っています。

Tainsing gainta
バンジパリ村

遠い日本で、わたしたちが育てたコットンを使った服が作られ、着られているということは、農家としてとてもうれしいことです。これまで仲介のバイヤーには適正な値段で買い取ってもらえないという問題があり困っていましたが、今回の Grow Organic によるプレオーガニックコットンのプログラムでは正当な価格でコットンが取引されるので、大変感謝しています。

長期的な関係を続けることが、いまのわたしたちの願いです。今後もオーガニック農法で高品質のコットンを栽培し続けたいと思います。

協同組合について

セメラ村とバンジパリ村と
その周りの村のコットン生産者で
結成された協同組合
『Chatna Cooperative Society』
(チェトナ・コーポラティブ・ソサエティ)

力を合わせて、 変えていく

同じ農村に暮らす生産者たちがそれぞれの経済力・能力でコットンを育てても「オーガニック認証」はおろか、遺伝子組み替え種の入手や技術習得さえも実現できないのが現状でした。ようやく育てたコットンを販売するにしても、それを個人で販売交渉する力もありません。

そこで、「村の環境をよくしたい」「暮らしを豊かにしたい」と考える地域の生産者があつまって協同組合を結成しました。組合を通じて知識や技術を共有することで、コミュニティの結束を固め、オーガニック認証までの生産や販売へのモチベーションへとつなげていきます。

Grow Organic

支援のサイクル

インドの生産者が作ったコットンを
Grow Organic が買い支え
洋服にして消費者へと届ける。
この循環が継続的な支援につながります

みんなで育てる

わたしたちが目指すのは「透過的に生産地の状況がわかるトレーサブルな服づくり」です。オーガニックへの移行の中で、生産地の環境や暮らしがどう良くなっているのか、また、私たちがどのくらい現地を支援できているのかを可視化するために、売上、収穫量、畑の面積、支援している生産者数を定期的にトラッキングし、常に目標を定めながら持続的な支援を進めていきます。

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